深層の知恵
深層の知恵

深層の知恵

夕陽がさす野原の写真。懐かしく美しい光色の空と雲。無意識の最奥部。意識と無意識の世界。瞑想、
呼吸を大きく深く、俯瞰的情報、悟りの境地を感じてほしい一枚。

意識が世界をつくる

唯識の思想という言葉や書籍があります。
私たちは「自分」や「もの」が
存在していると考えているけれど、
あるのはただ心の働きだけで、
「自分」や「もの」は存在しない
と考えるのが唯識思想。

仏教を興した釈尊の根本的教理、
「自分」は存在しないという教え、
すなわち「無我」であることに
行き着く内容で、
「自分」や「もの」への執着を捨てることで、
他者との対立やお金、地位への執着から生じる
苦から解放される。
物事の全ては心の深層にある阿頼耶識から生じる。
と続きます。

迷いや悩みがなくなる悟りの境地に達することが
素晴らしいといったことではなく、
そもそも意識をする自分の存在を
しっかりと認識することが
何よりも重要だと解釈しています。
自分がここに在ることを
自分がいちばん認めること、意識すること。

意識と無意識。

つまりは意識が世界をつくり
むしろ世界は人の意識そのもの。
気持ちを、おおらかにするもしないも
締め付けるか解放するか
自分の意識の持ちようであると。

私は、瞑想を行います。
呼吸を大きく深く、意識を心の奥底に向けることで
俯瞰的情報が入ってきます。
瞑想をすることで
わたしたちは希望のもとに生きているという
その意識を強く感じることができます。
所謂、無意識の最奥部にふれることで
自分の深層がみえる気がします。

自分に意識を向けるということは
表面だけをみているのではなく
魂をみている感覚に近いかもしれません。

「唯一、意識のみ」といった思想に
深く興味をもち
すべては心の中にあり、心の外にはものはない。
という考えが、今の私にはいちばんの
穏やかさを与えてくれます。

伊勢の夫婦岩の写真。青空と海、水平線と遠くに写る小さな船と、青いコントラストの一枚。エネルギーに満ち満ち溢れた自分の心に話しかけたくなる、感覚的、視覚的、直感、精神性を大切に生きるが見えてくる写真。

内なる自分

霊的な自分とつながることで
自ずと道がみえてきます。
迷い、ときに自分の考えに
揺らぐこともあるけれど
自分の考えを信じようと思います。
すべての答えはそこに在る。

感覚的、視覚的、直感、精神性を大切に
心の中の優しさを
表現していきたいと願っています。

ときどき考えが自分軸にならないときは
見晴らしの良い場所へ行き
心を洗うようにしています。
大きな声で、大きく口を開いて
笑うも良いし
素晴らしいものを素晴らしいと
口に出すことも
良い流れを生みます。
愛の気持ちを言葉にするのもまた
エネルギーになります。

エネルギーに満ち満ち溢れた自分の心に
いつも話しかけましょう。
褒めたり泣いたり笑ったり
自分の発している声に
心の耳をかたむけてみましょう。

起こったことは怖がらず
ありのままを受け入れよう。
一人じゃないし、見えない糸もある、すぐそこに。
本当のことにちゃんと気づくことができれば
奇跡もつかめます。
自分の意識を大切に、自分の心をみつめよう。



aalunono sekiko