描くことと休憩すること
スケッチするには邪魔なサイズ感の
人形がついたスケッチペンがあるのだが。
いつも作業台の端に居てくれて
よくもまあ
何時間もパソコンに向かって
難しい顔をしてるなあと
なにやらそんな言葉を
いつも言いたげなニッコリ顔で
わたしのことを見つめてくる。
そろそろ休憩したらどう?
って顔してくれる。
飾るにも自立しないし
フエルトの肌触りもチリチリするし
もしゃもしゃ抜けちゃうし。
満点の使い心地じゃないけれど
良き相方として
わたしの作業を見守ってくれている。
さて。
穏やかな天気につられて
ふらりと電車に乗ってみる。
もちろんスケッチペンと
スケッチブックを持って・・・
意味のないよなことを
いかにも意味ありげにでも
考えてみようかな・・・
吊かわは、立派な役割があって
吊広告にも大層な役割があって
景色にも存在にも
意義があって。
難しくはわからないけれど
とにかく
想いをめぐらせたり
想いを馳せたりすることと似ていて、
こころと通ずる素直。
またつまらぬことを考えている自分に
にんまりする。
気楽にいこう。
力をぬいていこう。
うん。よしよしと思う。
どこに役立っているのかわからないけれど
作業中の緊張を和らげてくれて
深呼吸のきっかけをくれる
わたしの相方。
人は必要かどうか、ここに在る意味を考えがち。
けれど時に全く意味をなさないものも
あってもいい。
誰かの役にはたっている。
尊さをもっている。
在ることがすべて。
ノスタルジック
おげんきですか。
ずいぶんとご無沙汰しております。
その後お変わりありませんか・・・
わたしはおかげさまで
元気にがんばっております。
またお目にかかれるときを
楽しみにしています。
その日までお互いに
心豊かな毎日が過ごせますように・・・
心に残る景色や
想い出に残っている味や香り。
それぞれにカタチや大きさは違うけれど
上を見上げて懐かしむことをすることは
みな同じ。
また会いたいな。
懐かしいな。
景色と一緒に、その時そこに立っていた
感情の気持ちまで甦ってくる。
また会いにまいります。
好きだったおまんじゅうと
焼酎をもって・・・
どうかおげんきで。
お身体をおいといください。
手紙を書き終えて深く呼吸して。
エネルギーの流れに身をまかす。
懐かしい温かさと笑い声。
へたくそな鼻歌とおまんじゅう。
見えないものを見るって
本当に素晴らしいこと。
見えないことに感謝して尊ぶって
本当に美しいこと。
わたしの在るこの世界は
カラフルな色で溢れている。
感じることって生きてること。
aalunono sekiko